その上、もっと大事なことは、この地域は水田地帯、米食地帯なのです。
日本と同じような、日本以上に高温多湿の、年に何回もお米がとれる地帯。
ここが米を食べなくなったらどうなります?
膨大な水田があいてしまう。
これは日本だけの問題ではない。
人類の問題です。
このあいた水田をどうやって将来利用するかという問題は、二一世紀になったら非常に深刻な問題です。
今、お米の先進国である日本が、この部門を技術的に開発しておかないと、大変な問題で、またそういう義務があると私は思います。
もう一つ、農業経営の健全化というと、はてなと思う人が多いのですけれども、これは農村の人口過剰の問題なのです。