野菜に多く含まれていて、健康の代名詞であるようなビタミンCとて、発ガンを促進させる作用がある。
名古屋市立大学医学部で、少量の発ガン物質と、総量の五パーセントほどという大量のビタミンCをラットに与えたところ、ビタミンCが発ガン促進物質でもあることが明らかになった。
さらには、東京都の井戸水の半数以上が、発ガン性のある物質で汚染されているという報告もある。
東京都が実施した「六二年度、地下水汚染調査」によると、調査の対象となった都内九〇本の井戸のうち、半数を超える井戸から、発ガン性が指摘されている、機械の洗浄やドライクリー二ングなどで使われる有機塩素化合物が、基準値以上検出されたのだ。