生産者に対し、買い入れ価格以外のサービスもおこたりない。
九六年春消雪剤や消雪剤の利益で生産者に安く肥料を提供し、米の品質安定につなげる五年後に通販の主媒体はインターネットになるとの判断からだ。
ホームページで水田の写真などを消費者に提供する一方、生産者に消費者からのクレームなどを還元するという。
より直接的な生産者と消費者の関係を構築するために先端技術も活用する。
涌井代表は巨大販路のスーパーや経済連にしがみつくコメ卸や農協が「市場から消え去る前段階」にあるとみる。
いずれスーパーが自ら集荷・卸機能を取り込むと見るからだ。
そのことに従来の集荷・卸業者もようやく気付き始めた。
あきたこまち生産者協会による独自の価格による集荷・販売ルートづくりはコメ集荷・卸業者にとって当然の戦略になっていくだろう。
同じ戦略をとる業者との競合でどう生き残るか。
今後、同協会の真価はそこで問われることになりそうだ。
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