こうしてできあがってみると、的に向かって撃ったのか、弾を撃ってから的を描いたのか、どっちかわからないわけです。
ただ、違う点というと、子供の方法でいくと、かならず弾は真ん中へ入っているし、おとなの方法でいくと、かならず弾が散っているわけです。
これはすべて真ん中に入っているから、子供の発想で描いたのだろうということになるわけです。
これは何で発想の転換と結びつくのかということなのですけれども、われわれが射撃をやろうというとき、まず的をつくります。
「初めに的ありき。」です。
その次に、こっちからピストルとか、弓矢で「撃つ」ということになる。
だがら、一番目が的であって、二番目が射撃、という順序になる。
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