簡単にいえば、大消費地に近い大規模な野菜産地は、国が決めた野菜を栽培していれば、さまざまな助成金が支給されたり、市場が暴落したときには、いくばくかの補給金がもらえるという制度である。
消費者も、より安定した価格で野菜が買えるようになる。
おおざっぱにいうと、コメにおける食管制度みたいなものである。
「そのために指定産地の農家は、毎年同じものを栽培しなければならないんですよ」
農業試験場の栽培指導担当者の多くは、この制度があるがために、最近、頭を悩ましている。
連作障害が深刻化してきているからだ。
コメントする