毎年、同じ畑で同じ作物を栽培していくと、土の中に特定の病原微生物が増えてしまうために病害虫が多発するようになってしまう。
そのため連作障害の激しいサトイモなどは、三年つづけて栽培すると、収穫量が半分ほどに低下することがある。
「つくるのをやめちゃえば、障害は解決するんですけどね。
社会的な要因があって、そう簡単には解決しないんです」
と、栽培指導担当者はうなだれて言う。
「いまの畑は、長年の化学肥料の使いすぎで、土が死んでいる......」
なにかにつけて耳にする言葉だが、化学肥料だけが悪者ではない。
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