春先、千葉の九十九里海岸に近い東金市、八街町あたりの国道沿いの八百屋さんでは、都会で使うゴミ袋ほどのサイズの透明ビニール袋に、優に一〇キロ以上つまったニンジンなどの新鮮な野菜が、一袋(一〇〇本ぐらい入っている)二〇〇円くらいで売られている。
バカ安である。
農家にしてみれば、どうせ安く買い叩かれてしまう市場などに出すよりは、買っていく人の顔がわかるこうした販売方法のほうがまだまし、という気持なのかもしれない。
こまかいことをいえば、「野菜標準規格」からはずれたものなのだろうけれど、味もよく、鮮度も高いので、ボクは、一〇袋くらい買いこんできて、日ごろ不義理をしている親戚などに、宅配便で送っている。
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