いま各地で議論をしていてわかるのは、実際に農業者が多くの懸念を抱えているということである。
もちろん、政策の基本については、どうしても担い手を地域のなかでつくり上げていかなければならないことは承知している。
農業者自身がみても、地域のなかで将来背負っていける農業者がいるのかと聞いたら、農業者自身も「いない。
この地域は大変だぞ」という認識でいる。
そういう意味からしても、とりわけ水田農業について地域のなかで徹底して話し合った上で、「この地域では意欲あるこの人や、この組織に支えていってもらおう」という方向に持っていく必要がある。
そういう意味では、地域の実態に応じた担い手をつくり、その経営を支えるために、直接支払いの仕組みをつくり上げていくという政策手法は、やはりーつの大きな前進だと考える。
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