適切な政治・経済政策が大前提 その2(残留農薬検査)

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わが国の農地は、国家の形成がなされて後の班田収受に代表される土地本位制にみられるように、食料生産の手段というより大事な資産であった。

戦後の農地改革は、「所有が砂を黄金に変える」ことで一挙に生産力を拡大して飢餓を救ったが、半面では小規模零細分散錯圃が常態化することとなった。

そして、高度経済成長のきっかけをつくった工業の地方分散は無秩序な農地転用を生み、金融バブルによる土地神話は農村部にまで及び、収益還元価格を圧倒的に上回る農地価格の高騰を生んだ。

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