2018年4月アーカイブ

新しい化合物でどういう効果があるかを、実際に雑草や害虫を使って調べるわけだ。

除草剤の例でいうと、土を入れた小さなポットに、3~5種の雑草を植えたものに、薬剤をかけて、その結果をみる。

除草剤といっても、上から葉にかける茎葉処理型もあれば、土にまいて根から吸収させて枯らす土壌処理タイプもある。

これらと水田用の3種類の処理方法で、薬剤の濃度を、濃い目、中位、薄目の3つ作って試験する。

陸上選手でも、短距離に向く人とマラソンに向く人がいるように、農薬にもすぐに効果の出るタイプの薬剤と、ジワジワ効いてくるタイプがある。

それぞれのポットの様子を、1週間から2週間、毎日観察し続けて、次の段階に進めるかどうかを判断する。

残留農薬検査