生産者団体組織である全農までもが、ニセ表示犯罪に加わっていた事実は極めて重いと言わざるを得ない。
農水省も事態を重視して厳しい行政指導に乗り出している。
しかし、全農も流通業者の中で商売をしている団体であり、競争に打ち勝つ責務を担っている。
ニセ表示が横行し、その中で利益をあげ、競争に勝ち抜くために手を染めざるを得なかった側面も、農水省は厳粛に認めるべきである。
そのうえで、生産者団体として、国民の理解が得られる対策を実施すべきである。
現実が提起した厳しい問題に目を背け、建前の対策に終始したのでは解決策は見つからない。
机上の空論に近い、見栄えだけの対策に終わってしまう。
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