よく食料問題の話をやるときに、原油の話が出てまいります。
非常に厄介な問題といたしまして、ここに出しておきましたが、原油と金と穀物というのは相互に互換性がございまして、いずれも国際的にはスペキュレーションーつまり投機の対象になっております。1988年、皆さんご経験のとおりでございますが、アメリカに干ぼつがございまして、穀物価格が猛烈に上がりました。
しかし、事後的にみれば、トウモロコシは大変だったけれども、大豆は大したことなかったわけです。
しかし、シカゴの穀物相場は二倍三倍と上がったわけです。
しかもそこに吸い込まれていったお金はジャパンマネーということがいわれております。
結局これは、金が安い、原油も安いということから、投機の対象を求めて穀物に走ったというのが、1988年の穀物騰貴の元凶だったわけです。
これが非常に難しくしております。
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