補助金づけ その1(残留農薬検査)

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収入の九割以上が補助金である。

日本の農家が"補助金づけ"といわれている比ではない。

ところが、それでもコメ(残留農薬検査済み米を含む)在庫は増えつづけ、八六年にはアメリカのコメ(残留農薬検査済み米を含む)生産の約六割が過剰在庫になってしまった。

この過剰在庫を解消するために、アメリカ政府は、"マーケティング・ローン"という名前の輸出補助金を導入する。

この補助金は、形式上は農民が手持ちのコメを担保にして政府からローンを受けるというものなので、アメリカ政府は補助金ではないという。

このローン形式の農業支出にだまされ、アメリカは農業を保護していないのに、日本やEC諸国は農業保護をしていると思っている人も多いが、現実にこのマーケティング・ローンが導入された八六年4月以降は、アメリカは、当時の生産者価格のなんと三分の一でコメ輸出ができるようになったのである。

残留農薬検査

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