空腹を満足させるだけの夕食。
母親の帰宅が遅く子供だけの夕食。
そうした子供が大人になり、子供を持つに至っている。
このため栄養面から自らの健康問題など考えない家族が増えている。
それを「考えない」層と切り捨てて良いのだろうか。
2000年3月に文部省と農水省が決定した食生活指針の内容を批判するつもりはないが、それが国民に浸透、普及しない要因、社会的背景を考えるべきだ。
指針は立派な内容だが、いかに立派な内容でも国民に浸透しないのなら価値は半減する。
食を考える国民会議が設定しているインターネット上の「el食生活ドットCOm」のサイトは、当然のことながら、これを見る関心層を対象としている。
しかし農水省はもっと幅広い、栄養に関心を持つほどの余裕もない人達の食料問題を考える必要がある。
そうでなければ現在の趨勢を変えることなどできはしない。
残留農薬検査
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